2010年12月27日月曜日

ビジネスに役立つ「商売の日本史」講義

ホリエモンのブログに紹介されていたので飛びついたが、結構面白かった。


ウミヒコの時代(オープンな海外志向)とヤマヒコの時代(クローズなドメ志向)のスイングで日本の歴史を紐解いている。例えば平家時代はウミヒコ、源氏時代はヤマヒコで、両タイプのスイングは海外との相対的な力関係によって起こったという視点。言われてみるとナルホドと思う。


日本人の志向はオープンになったりクローズになったりしてきた。今はヤマヒコ時代だけど、そんなに悲観的にならなくても揺り戻しあるのでは?というのが著者のメッセージだ。


21世紀最初の十年はリスクやコンプライアンスがクローズアップされることが多く、結果なんだか重苦しくて堅苦しい社会になってしまった。「内部統制」なんて、つい10年前は新聞にでることもない専門用語だったのに。本来そんなに堅苦しい話でもないのに。


次の十年は、社会の流動化が相当進む。中小企業の多くは生き残れずに淘汰され、個人事業主が爆発的に増え、緩やかな連携が経済を支える時代がくるだろう。上下関係、年功序列、雇用関係、地域ネットワーク、既存のつながりの消滅が行くとこまで行ったときに、新しい社会、経済、人間関係が生まれると思う。


結構ワクワクしてきたな。



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