2012年4月2日月曜日

【読書】 BORN TO RUN

クーリエ・ジャポンの記事がきっかけで読んだ本。メキシコ奥地の峡谷を裸足で走り続けるタラウマラ族との出会いを綴るとともに、長距離を走り続けることができる秘訣に迫っている。

でも、具体的な走り方そのものについてはそれほど触れられていない。ウルトラランナーたちの生き様や、ヒトの身体が長距離を走り続けることで生存競争を生き抜くように進化したものであることを説明している。

本書のウルトラランナー達からは名誉欲とか競争心はあまり感じられない。ただ走るのが大好きなのだ。彼らの長距離を走る喜びとは本能に従う喜びだと思う。走る喜びがランナー達を突き動かし続ける、長距離走の一番の秘訣だと感じた。

具体的な走りかたは動画見たほうが早いと思う。本書にあるとおり、姿勢をまっすぐにして視線を高くし、体の真下に着地するようにしている。ストライドを広げて踵から着地する走るとスピードは出るが怪我するリスクが高いとのことだ。



アメリカでは国家的危機の際に長距離走ブームが来たそうだ。過去3度のブームは大恐慌のあと、反戦運動が盛んだった70年代と、911テロの後だったらしい。昨今の日本でのマラソンブームも将来への不安感の表れなのだろうか。


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